未来のガソリン価格を予測する投資?

先物取引の基礎と種類について優しく簡単に

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

皆さんは先物取引をご存知でしょうか。株式とは違って、働いている会社の株価といったように身近に感じられないため、難しそうと考える方が多いでしょう。

しかし投資の世界では古くから活発に取引されてきたものであり、株式投資よりメリットとなる点も多いため、近年では個人投資家にも人気になっております。今回は先物取引について説明していきたいと思います。

先物取引の基礎①

先物取引は購入予約をするイメージ

先物取引とは、『ある商品を』『将来の予め決められた期日までに』『現時点での価格で』売買することを約束する取引です。将来の取引というものがピンとこない方が多いのではないでしょうか?しかし、普段の生活での買い物と比較しながら考えるとわかりやすいです。

例えば車にガソリンを入れる時を考えてみましょう。1リットル120円で50リットル買うとき、あなたは120円×50リットルで6000円をガソリンスタンドで会計して、その場でガソリンを入れます。お金をその場で払って、その場で商品をもらう、これを「現物取引」といいます。

一方で先物取引では「1リットル120円のガソリンを、3か月後に50リットル購入する」という約束をします。価格は同じく6000円ですが、この場ではガソリンを受け取りません。

買ったら、2か月後に1リットル160円まで値上がりしました。その時、ガソリンスタンドに「今の価格で50リットルガソリンが欲しい」というAさんが現れたとします。あなたはガソリンスタンドを介してガソリンをAさんに売ることができたのです。

つまり、6000円で買った50リットルのガソリンを、現在の160円×50リットルの8000円で売ることができるのです。そして、購入約束の日にAさんはガソリンを8000円で購入し、あなたは2000円の利益が出ました。

つまり、値上がりしそうなものを予測して先に買っておいて、値上がりしたら売って利益を狙うというものが先物取引となります。この点では株に似ています。

さて、先物を取引しようとすると原油や金など、様々な種類が存在します。これは大きく2つに分けて考えることができます。

商品先物取引と金融先物取引

先物と聞くと、原油や金、小麦などがよくイメージされる方がいらっしゃると思います。先ほどのガソリンの例のように、「将来、この値段でこの商品を買う」取引を「商品先物取引」といいます。

一方で、商品以外に金利であったり、各国の平均株価といった実態のないものを対象とすることもあります。これらをまとめて「金融先物取引」といいます。

先物取引とは、値上がりするか値下がりするかを予想し、予想が当たった場合に利益が出る仕組みですので、常に価格が変動しているものは理屈の上ではすべて先物取引の対象となるのです。そのため、金利のように実際に購入できないものでも先物取引できるのです。

さて、商品先物と金融先物の中にも様々な先物対象がありますが、その中でも特に投資初心者が学んで取引するのにオススメな種類はどれなのでしょうか。

オススメの先物は日経225!

これから投資を始めようという方には、金融先物の中の「日経225先物取引」をオススメしたいと思います。これは日経平均株価の将来の株価を予測して取引するものです。

日本の株価の平均を対象としており、日本経済に直結しているものであるため知っていることでビジネスの場面でも役に立つことが多いと思われます。

【次の記事】では日経平均株価とその先物取引についての説明を行っていきたいと思います。投資だけでなく、ビジネスでも知っておいた方が良い内容ですので理解を深めていきましょう。(②に続く)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク

未来のガソリン価格を予測する投資?
いいね!を押してGOA onlineの最新記事を受け取る