スプレッドとはFXの手数料だ!

FXを極力お得にやりたい人へ

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皆さん日常生活の色々な場面で手数料を取られるということがあるのではないでしょうか?ATMからお金をおろすときや様々な手続きをするときなど、手数料がなければお得だと思う場面は多いでしょう。

FXにも手数料である「スプレッド」が存在します。このスプレッドを意識している人としていない人では最終的な収益に大きく影響してきますし、1回1回のトレードでも変わってきます。わかりやすく説明しておりますので、一緒に学んでいきましょう。

FXって何?という初心者向けの「FXの基礎」シリーズですが、そもそも「FX」に関する基礎的な説明を行った記事は【こちら】になりますので、まだお読みでない方はこちらの記事からお読みください。
FXの基礎⑧

スプレッドはFXにおける手数料

株取引では株を売り買いする度に手数料が発生します。1日の取引量によってその都度手数料が引かれる形となっています。一方でFXには手数料自体を設定していない証券会社が多いです。その代わりに「スプレッド」を設定することによって証券会社は収益を得ています。

では具体的にスプレッドとはどういったものなのでしょうか?それを理解するためには、まずFXにおける売値と買値について知るところから始まります。

売りと買いでは価格が違う

皆さんは、ニュースの終わりの為替レートで「現在の外国為替市場は1ドル111円30銭から33銭の間で取引されています。」などと言っているのを聞いたことはないでしょうか?

これは決して値がアバウトなわけではなく、ドルを買う時と売るときの価格が異なることを意味してます。この場合1ドルを買う場合の値段が111円33銭で、1ドルを売る場合の値段は111円30銭という意味になります。

為替レートを利用するFXにも2つの価格である売値(Bidともいいます)と買値(Askともいいます)があり、この売値と買値の差がスプレッドとなっています。

従ってポジションを持った瞬間はスプレッド分が初めから損失として持っている状態から始まるということになるため、このスプレッドが小さければ小さいほど得られる利益は大きくなるといえます。

通貨ペア・証券会社ごとに異なるスプレッド

どの証券会社も通貨ペア、つまり通貨の組み合わせによってスプレッドは異なります。例えばメジャーである「ドル円」や「ユーロドル」は0.3銭や0.5銭といったように小さく設定され、証券会社で競い合って狭いスプレッドを提供しています。

一方でメジャーでない通貨ペアになればなるほど一般的にスプレッドは高く設定されています。

また証券会社によってスプレッドが異なります。そのため、取引する通貨ペアを決めている人はその通貨ペアのスプレッドを比較してするとよいと思いますし、色々な通貨ペアで取引したいと考えている人は全体的にスプレッドが低い証券会社を選ぶと取引コストが抑えられます。

ただ通常時に定められているスプレッドは常にその幅を保っている訳ではありません。スプレッドは広がる恐れもあるのです。

スプレッドの拡大に注意!

世界中のトレーダーはその国の政治や経済、世界的なニュースを気にしながら取引を日々行っています。従って、重要な経済指標が発表された直後や戦争や地震に関わるビックニュースが流れた後というのは売買が盛んになり為替レートが急激に変化します。

相場の変動が激しいときは証券会社もすべての注文に対処できなくなる恐れがあり、通常時のスプレッドでは証券会社が損をする恐れがあるのです。そこで、あらかじめ指標発表前から予めスプレッドを拡大したり、突然スプレッドを広げることがあります。

これによって思いもしない決済をされたり、ひどい場合には突然取引が中止されるといった事例も、数こそは少ないですが過去にはありました。

そのため、取引を始める際には通常時のスプレッドだけではなく、急激なレート変動にも比較的対応できるシステムの強さや約定力を兼ね備えた証券会社を利用することが重要です。

このスプレッドや約定力という点以外に、FXを始めるとき際の証券会社選びで他に気を付けるべきポイントは【こちら】にまとめましたので、次はこちらを確認していきましょう。

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