もう一つの人生を楽しめる!「時間がない」を卒業する考え方とは?

もし、あなたの1日が7時間増えたら何をしたいですか?

あなたがやってみたかったこと、習慣化したいことなどが実現できて、充実した人生になるのではないでしょうか?

こんな夢のような話が実際にできる、といった面白い話が「TED」で紹介されていました。

TEDとは科学や人間の心理など様々な分野に関する話を、その道のプロがユーモアとウィットにあふれたプレゼンをするというプログラムです。

今回のテーマは皆さんが無意識に過ごしている「時間」に対する考え方についてです。

「時間がない」を変える!

あなたは何か新しいことを始めようと考えても、「時間がないから」という理由で結局やらずに終わってしまった経験はありませんか?

例えば資格の勉強や運動する習慣など、忙しい、時間が取れないと諦めてしまうことがあったと思います。

しかしあなたの口癖ともなっている「時間がない」とは本当なのでしょうか?

今回の記事で紹介するTEDのプレゼンターは「長岡秀貴」という方で、彼は『24時間分割意識生活』をプレゼンで提案しています。

時間は有限ですが、彼が言う『24時間分割意識生活』を意識すれば、あなたがやりたいことをするための時間を作れるのです。

では『24時間分割意識生活』とは一体どのような考え方なのでしょうか?

8+6+3は?

長岡さんは1日の24時間のうち、誰しもが時間を消費して行っていることは3種類あると語っています。

1つ目は労働です。社会人は避けて通れぬもので、学生の場合は学校で勉強する時間にあたります。

個人差はあると思いますが、日本人の多くは24時間のうち8時間ほどを労働または学業に費やしていると言えます。

2つ目が睡眠です。人は眠らずに生きていけませんので、日中働いたら夜の時間は寝ることになります。。

睡眠の時間に個人差はあると思いますが、ここでは6時間くらいを眠る時間にあてているとしましょう。つまり24時間のうち、6時間は睡眠に使うことになります。

3つ目として、その他生活に必要な時間が挙げられます。例えば、食事やお風呂、トイレなど人間が普通に生活を送る上でどうしても取られる時間はあります。

これらのために使われる時間の合計を、およそ3時間くらいと仮定しましょう。

さあ、ここで「8+6+3」をしてみましょう。

きっと誰が計算しても答えは「17」です。

1日24時間のうちで、誰もが必ず消費してしまう時間は17時間であるということがわかります。

そうすると、各自が自由に使える時間は24から17を引いて1日7時間となります。そして、長岡さんはこの7時間に着目すべきと言っているのです。

7時間を見つけて2つ目の人生を送ろう

さて、一番最初に行った質問を振り返ってみましょう。

「もし、あなたの1日が7時間増えたら何をしたいですか?」

きっとあなたも時間があったらやりたいこと、始めてみたいことがたくさん持っているはずです。

一般的な日本人であれば働いて、寝て、ご飯を食べて生活しなければいけません。

しかしそれらの時間を除いても、本当は7時間がどこかに残っているはずなのです。

つまり、あなたがまずやるべきことは、その7時間を出来るだけ見つけ出すことなのです。

仕事を通じて社会のために、誰かのために働くという人生とは別に、自分のやりたいことをやれる充実した2つ目の人生、これはその7時間を出来るだけ見つけた人だけが楽しめるのです。

(参考文献)長岡秀貴「時間という財産」(TED)