皆さんは「HR Tech」をご存知でしょうか。「Techはなんとなく分かるけどHRってなんだ」と思う人は多いでしょう。
HRは(Human Resouce)でつまりは人材に関するサービスで、解析や人工知能などを使って人事の仕事をサポートするサービス全般を指しています。
この記事を読めば、今後会社においてどのように変わっていくかを知ることができます。
そして私たちは変化に適応しなければいけないので、もし今のうちからHR Techを知ることができたらば、周りの人と少し違う存在になれるでしょう。
それでは近年、世界で使われているHR Techが私たちの生活にどのような影響を与えるのか、今回は3つ説明していきたいと思います。
1.あなたの金銭面をサポート
人は誰でもお金に対する悩みを持つものだと思います。
「社員がお金の悩みで手が一杯で、仕事どころじゃない」それを良くするために「Best Money Moves」という企業がお金の面でのストレスを柔らげるサービスを作りあげました。
これは会社が従業員に無料で給付するもので、14個のカテゴリーからお金のストレスを測ります。
Best Money Movesは従業員それぞれに応じたアドバイスをすることで、彼らのお金に関わる悩みを解決し、生産性をあげることが目的として作られ、アメリカではとても流行しています。
そのほかにも従業員同士でお金をどのように使っているのか確認できるという機能も備わっており、社員のお金の不安が減り、より仕事に集中しやすい環境にすることも目的としています。
2.人事の仕事はもうすぐなくなる?
HR Techの中で今話題になっているのが、「namely」というサービスです。
例えば人事がどのような仕事をしているか想像してみてください。
おそらく各社員の仕事内容や進行具合、それぞれの仕事に対する評価などをチェックしているのでしょう。
それらの内容は複雑で、人事課に勤める彼らでなければ解読は難しいと思います。
しかし「namely」はとても見やすいサイトになっており、携帯でアプリを利用するような感覚で、評価や給与などに関しても自分で確認できるようになります。
もし日本で導入されることがあれば自分の能力を自分で確認できるようになり、人事にチェックして貰わずとも、どこを伸ばせばいいかを把握し、さらなるスキルアップを目指せるかもしれません。
3.自宅で面接?
就職活動を思いだすと分かると思いますが、仕事を探すことは大変ですよね。
何枚もエントリーシートを書いたり、何回も会社に行かなければいけません。
そんな悩みを解決してくれるのが「HireVue」というサービスです。
もし企業がこのツールを使って入れば、あなたは家で面接をすることができるうえに、履歴書などの書類も書く量が劇的に減るでしょう。
ずっと同じ会社にいる人の割合はどんどん減ってきており、現在は転職するのが当たり前のような時代がくると考えられます。
そんな時に「HireVue」のよう相手の時間を大切にする企業が増えてくれば、もっと楽になるかもしれませんね。
HR Techで働きやすい社会になる
ここまでは主にHR Techの登場によるメリットを解説してきましたが、次はデメリットをみていきましょう。
まずは人事の仕事がなくなることです。
人事がいなくなる分、それぞれの人が自分で管理を行うことになるかもしれません。
これは必ずしもデメリットとは言えませんが、今の日本からするとまだまだ抵抗があるでしょう。
さらにそもそもブラック企業が導入しない可能性があるので、ますますホワイト企業とブラック企業の格差が広がると思われます。
まだまだ課題がありますが、技術の進歩は避けて通れません。
私たちもHR Techが日本で普及した時に備えて適切な知識をつけておくと役に立つでしょう。