金融教育を受けない日本人~一生使うモノ~

現在の日本では、「投資で儲けられますよ」といった甘い言葉に誘われて、多くの人が実際に詐欺に合われています。また、そういった事件を聞いて「投資は詐欺だ」や「投資はギャンブル」といった印象を持っている方も、残念ながら少なからずいらっしゃるようです。

騙されてしまう、あるいは完全に間違った印象を持ってしまう、これらの原因がどこにあるのかを考えてみると、一番の大きい要因として「日本人が投資に関して無知である」ことが挙げられます。

今回はなぜ日本人が投資に関して無知であるのか、そしてあなたは今から何を知っていたほうがいいのか、ということについて考えたいと思います。

~お金の勉強とは①~

みんな学んでる政治の勉強

日本人の多くは小学生の高学年から『政治』というものを社会科の授業で学び始めます。そこで政治という存在を知り、例えば日本においては衆議院や参議院がある、といった基礎的なことを学んでいきます。政治のしくみを知ることで、選挙に行く必要性を感じたり、自分の考えに似ている政党に投票するということが可能になっていると思われます。

では、ある先進国では政治の教育が一切されていない、という事実があったらどうでしょうか?日本をはじめ、ドイツやイギリス、アメリカといった国々の中に『政治』というものを教育課程に一切含めていない国があるとしたら、おそらくあなたは驚きを隠せないでしょう。

もちろん上のような事実はありません。先進国とされている国ではレベルの差はあれど政治の教育がされています。

では上の「政治」の部分を「お金」に入れ替えたらどうでしょう?

お金の勉強をしない非常識日本人

ヨーロッパやアメリカでは政治のしくみを学ぶのと同じレベルでお金について学んでいるのです。具体的には小学生の段階で、

インフレ(インフレーション)という言葉を知り、投資というものがあり、株というものが存在する。クレジットカードがどういった原理で使うことができるのか。

このようなことまで、一般の教育の中で学んでいきます。日本人からすれば信じがたいことですが、世界ではこれが当たり前で逆に日本が異常なだけなのです。

他の先進国の人に「ある先進国ではお金の教育が一切されていない」と言ったら、驚きを隠せないと思います。毎日使う、一生使うものであるのになぜ常識を学ばないのか。しかし、お金の常識がない人々、それが日本人なのです。

では、なぜ他の国はお金についての教育を受けているのでしょうか?

ゆりかごから墓場まで使うお金

日本の教育では、将来あまり使うことのない数学や古文を学んでいきます。これらも教養としては当然学ばなくてはいけません。

では、道徳の教育がなぜ行われているのか考えてみてください。それは、社会に出てから必要な価値観や人間関係など生涯にわたって必要なことを学ぶためです。

それでは、『お金』というものについて同様に考えるといかがでしょうか?お金もこの世に生を受けてから死ぬまで必要なものです。さらに言えば、葬儀やお墓に入るなどで、自分が死んだ後もお金は必要とされます。もしかしたら関わる期間の長さでいえば道徳よりも重要なのかもしれません。
生涯密接に関わっていくものについて、一切学ばないのはおかしいと思いませんか。この世に生を受ける前から自分が死んだ後まで使う「お金の勉強」をするのは当たり前ではないでしょうか。

正しい知識を持っていることによって、持ちかけられた話が詐欺かどうかも見抜けるでしょう。また、自分の資産を守ったり増やしたりするために、投資を有効的に活用できるものとなるのです。日本人が普通に義務教育を修了していても学べないのであれば、自分から知っていくという姿勢が大事なのではないでしょうか。

そして、これからの日本で生きていくうえで「お金」について知らなければいけない理由があります。これからの日本が迎える状況、「少子高齢化」という観点からお金について学ばなければいけない理由を【次の記事】で考えてみましょう。