バイナリーオプションについてインターネットで調べると、「バイナリーで簡単に儲けられた」「初心者が少額からできる投資」といった肯定的なフレーズもあれば、「バイナリーは危険」というように否定的なコメントもあります。
このページでは客観的な立場に身を置いて、バイナリーオプションは本当に危険なのか?というテーマで述べていきたいと思います。
バイナリーオプションに潜むリスクは2つ
バイナリーオプションをやるうえに当たってリスク、つまり大事な資産を失う要因は大きく2つに分けられます。
①取引で負けることで資産がなくなる
よく「バイナリーは勝てないようになっている」という声を聞きますが、そんなことはありません。勝率という点でいえば、確率は上か下かの2分の1なのです。
では、何が大きく資産を減らす理由となるのか、多くの人の問題としてあるものに取引量、つまり賭ける金額が大きすぎることにあります。
例えば初心者なのに100万円を入金して、1回の取引で100万円全額を突っ込む。たしかに勝てばリターンは80万円程度と大きなリターンを得られますが、負ければ全て失い、即刻ゲーム終了となってしまいます。
そこで1回の取引では1000円と固定する、といったように自分で調整することで大きな損失を生まないように調整することによって、いくらでも勝負を続けることは可能といえます。
このリスクが自己責任による部分が大きいのに対し、次に挙げるリスクは発生してしまうとどうしようもないものです。
②取引口座に関するトラブル
このトラブルでよくあるのが、「お金を入金したのに反映されない」というものや「利益を上げて出金しようとしても、出金できない」といったものがあります。
また、これらの問題が発生したことでサポートに問い合わせを行っても、日本語対応していなかったり、そもそも返事すら返ってこないという取引会社もあったようです。
このリスクに対処するために唯一できることは、取引口座選びを慎重に行うことです。キャンペーンなどで高いキャッシュバック率を設定している会社は魅力には見えますが、それよりもサポートがきちんとしている取引口座を選ぶべきであり、結果的にあなたの資産を守ることとなります。
こういったトラブルは2014年頃をピークに問題視され、国民生活センターから警告も出されていました。取り締まりの強化によって、トラブルの可能性は減ってきたと言われております。
しかし、そのような業者が現在も存在しないとは言い切れません。かならず取引口座を開設するときは、その業者の口コミや金融商品取引法の登録等を確認した上で行いましょう。
結論:バイナリーオプションにリスクは「ほとんどない」
以上のリスクについて理解した上で取引を始めようとするのであれば、バイナリーオプションにおいてリスクはほとんどないと言うことができます。
しかしリスクがないからといって、投資の手段として適しているか、利益を安定して上げられるか、というとそれとはまた別の話になります。バイナリーオプションが投資に適しているか、については【こちら】で説明しております。続けて理解していきましょう。(③に続く)