貯蓄から資産形成ってどういうこと?~金融庁から始まるお金の新常識①

新型スマホを発売日に買っても箱から出さない人がいる?

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まさに今、金融の知識がない私たちでも、お金を銀行に預けるだけではなく資産形成を考え始める、この上ないチャンスが到来しています。

金融の世界でとても大きな改革の動きが起きていることをご存知ですか?日本の銀行を監督する立場である金融庁の長官に就任した森さんが、現在の銀行の在り方にメスを入れているのです。

今まで私たちから手数料として搾取し続けてきた銀行に改革を起こし、私たちが「貯蓄」ではなく「資産形成」を出来ることを目的としています。

しかし、そもそも「資産形成」が出来ている状態ってどういうことだろう?と疑問の方も多いと思います。

そこで、今回のシリーズでは「金融庁から始まるお金の新常識」として、今金融業界で起きている改革を今までの銀行によるビジネス、という背景からわかりやすく解説します。

特に20代の若いビジネスマンこそが資産運用を考えるべき理由について考えていきたいと思います。

金融庁から始まるお金の新常識①

貯金=最新スマホを開封せずに数年間放置

そもそも「資産形成が出来ている」とはどういうことか考えてみましょう。

きっとあなたは働いて手にしたお金をそのまま銀行に入れていると思いますが、この状況を「貯蓄」と言います。すなわちお金をそのまま貯金している状態です。

銀行の利子は現在ほぼ0%ですから、10年経っても20年経っても、銀行に入っているお金の量は変わりません。つまり貯蓄とは冷凍保存しておくことに似ています。

あなたは買ったばかりのスマートフォンにキズをつけたくないからと、丁寧に箱にしまったままにはしないと思います。

しまっておけば確かにキズがつくことはありませんが、数年後には時代遅れの機種になってしまい使い物にならなくなってしまうでしょう。

お金も同じであり、貯蓄のように冷凍保存させておく状態というのは、お金が減りもしませんが、社会の価値の上昇に取り残されている状態と言えるのです。

資産形成=スマホを使って便利な生活を送ること

一方、投資信託や株といった商品は、基本的に社会の成長スピードと同じペースで伸びていきます。

つまり経済が伸びればお金の価値も増えますし、逆に経済ショックが起きればお金の価値が減ってしまいます。しかし長期間で見ると、一般的には社会経済は成長し価値を増していくと言われています。

よってお金を収入で増やすだけでなく、投資信託や株を利用して、今持っているお金をきちんと管理している、これが資産形成をしている状況ということになります。

つまり買ったばかりのスマホをしまわずに、最大限に活用して、毎日の生活を便利にするのが資産形成を考えるイメージです。

もちろん日々利用しているうちに画面が割れてしまうこともあるでしょう。しかし、長期間で見ればスマホによって恩恵を受けている部分の方が大きいと思います。これが投資信託などを利用するイ正しいメージなのです。

しかし今までの日本はそういった投資信託や株などの商品を買うといった風潮があまりありませんでした。なぜなら投資信託などの金融商品では儲からない状況が作り出されていたからです。

これらの金融商品は社会の成長とともに収益が上がるはずなのに、買っても儲からないのは何故なのでしょうか?

それは私たちが商品を買っても利益が出ないしくみを「銀行が作り出している」からなのです。そのことについて【次の記事】で見ていきましょう。(②に続く 近日公開予定)

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