借金大国日本が潰れる日⑦~財政破綻に備えるお金の避難訓練~

お金の勉強はあなたの命を左右する

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ここまでシリーズの6回にわたる解説で日本の背負っている借金について、詳しく理解できたと思います。

最終回の今回では、このような借金大国の日本でこれからも生きていく私たちが、考えておかなければいけないこととは、ということについて考えていきたいと思います。

もしあなたが40歳すぎたら海外でのんびり暮らすつもりであればこの記事を読まないでください。この記事は日本で働いて生きていかなければいけない人に向けて書かれたものです。

今回のシリーズでは「日本の借金」に注目して全7回にわたって解説していきます。

・そもそも「国の借金」とはどういうものなのか?
・日本はなぜこんなに借金をして潰れていないのか?
・日本は今後も本当に潰れないのか?
・日本であなたがこれから生きるために必要なこととは? (⇐ココ)

シリーズの第1回目の記事は【こちら】になりますので、まだお読みでない方はこちらからどうぞ。

借金大国日本のナゾとこれから⑦

日本の財政破綻=地震と考える

【前回の記事】でもお話ししましたが、日本の財政の破綻は借金を行うこと前提の政治を繰り返している限り、必ず訪れます。

しかし、厄介なのは「いつ」来るかという問いには誰も答えられないのです。ふとしたきっかけで訪れることもあるため、それこそ今年かもしれませんし、30年後かもしれません。

この突然あなたにやってくるもの、どこかで似たようなものを聞いたことがありませんか?日本にいつどこで起こるかわからないもの「地震」です。

東日本大震災では、想像以上のエネルギーの地震によって多くの方が津波で亡くなったことは強く心に刻まれているのではないでしょうか?

さらに、日本の財政破綻を地震に例えるならば、今の政府は地下に刺激をして地震が起こりやすくなるようなことをしています。

国民が経済や金融について全く知らないことを利用して、人気取りの政策や私利私欲のために借金する、これはあえて地下深くのプレートに刺激を与えて地震を起こりやすくしているようなものです。

このように、借金を減らすための対策を何もせず、むしろ悪化させているような日本にはいずれ大地震のような財政危機がやってくることは容易に想像できます。

では、あなたはこの地震を止めることは可能か、絶対に無理でしょう。財政破綻も同じなのです。

どう頑張ってもあなたは1票しか持てない

日本では民主主義に基づいて選挙が行われています。つまり、皆が平等に1票を投じることができます。

しかし、逆に言えば、どんなにあなたが頑張っても「1票」以上持つことはできません。するとあなたがいくら頑張って出世して大企業の社長になっても、数兆円を持つ資産家になっても、政治家を決める選挙で持っているのは「1票」だけです。

もちろん選挙で毎回投票することはとても重要です。しかし、1票を投じることしかできないのであれば、正しい政治家を選んで、政府の無駄遣いを止めることはほぼ不可能でしょう。

それは私たちがいくら頑張っても地震そのものを止めることはできない、それと同じで日本が借金をやめる体質になるのは政治のシステムが今のままである限り無理と言えます。

では、私たちはどうすればいいのか?それなら来るべき地震に備えておくことが重要なのです。

地震なら避難訓練、財政破綻なら資産管理

あなたも学校に通っていた時、「避難訓練」をやったのではないでしょうか?また、災害時に備えて水や食料を備えているという人も少なくはありません。

では地震と同じく、いつ起こるかわからない日本の財政破綻に対して、あなたが普段からできることは何か、それは「正しいお金の管理」のやり方を知って実践しておくことです。

「お金の管理」って何だろうとわからない場合、逆を考えてみましょう。正しいお金の管理が出来ていない典型例、それがもらった給料を何も考えずに全部銀行に預けている状況です。

財政が破綻した時、価値のなくなった国債を持っている銀行はお金の引き出しを禁止する「預金封鎖」を行う可能性は十分にあります。その結果あなたが預けているお金も返ってこなくなるのです。

これがお金の管理ができている人だったらどうするか?あくまで一例ですが、日本に何か起こることに備えて、外国の株や外国の政府の債券といったものに分散している人もいます。これなら日本の銀行が潰れても全資産が消えることはありません。

一番危険なこと、それはあなたが「資産運用=詐欺」のような間違った固定観念に囚われることで、マスコミや政府の言うことを鵜呑みに受け入れてしまうことでしょう。

転ばぬ先の杖の大切さ

あなたがもし政治を一新する力がないのであれば、「お金の勉強」をしておくことが一番の備えになることになることは間違いありません。

財政が破綻するとき、これは何の前触れもなくやってきます。前触れがあったとしても、お金の知識もない人には気づけません。地震の予兆は専門家にしかわからないのと同様です。

しかし、地震の研究は難しいですが、お金の知識は誰でもつけることができます。さらに今は金融に触れるハードルが下がっています。その一つが当サイト「GOAonline」です。

「GOAonline」では正しい金融の知識をつけるための情報を多方面から客観的にわかりやすく解説しております。あなたがお金について学ぶ一つのバイブルとしてお役に立てるサイトを目指しています。

あなたが周囲の人と同様に突然の地震に巻き込まれて命を落とすか、それとも周囲がパニックになる中、落ち着いて避難して生き延びることが出来るか、これを決めるのは今のあなたです。これを機に「お金を管理する」ということを学んでみませんか?

(シリーズ:借金大国日本のナゾとこれから 終)

とはいっても、「お金を管理する」といきなり言われても、難しいことはわかりにくいと思います。

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