初志貫徹、一度決めたらやり通す。これが今までの人生でずっとできた人には読まないでほしいのがこの記事です。
多くの人は新しい自分に生まれ変わることを夢見て色んな目標を立てていると思います。
例えば、ダイエットで痩せたいから毎日ジョギングと体幹トレーニングをしよう!とか。仕事で必要な資格を取るために、1日1時間勉強をしよう!とか。皆さん大変立派な目標を立てています。
しかし現実はそう甘くありません。「今日は疲れたから」、「一日だけなら」と言い、そして最終的には多くの人が三日坊主になって、最初の志はどことなく消え、やめてしまいます。あなたにも思い当たることがあるのではないしょうか?
しかし、あなたが考える「デキる上司」というのを想像してみてください。継続することができず、ギャンブルやたばこにだらしなく、でっぷりとたるみきった身体でしょうか?
そんなことはないと思います。「続ける力」を持ち、自分を律せる人は新卒3年目以降にメキメキと頭角を現していけることでしょう。
やりたいことを実現するため、そしてそれをこれからの人生でずっと続けていくために、三日坊主にならず、継続するためのコツをまとめました。この記事を読んで、前に諦めてしまったあの目標を達成してみませんか?
諦めないで、才能は関係ないですよ
まず、あなたがきっと勘違いしていること、そして、知っていただきたいことが一つあります。それは、あなたの努力が続かないことと、あなたに続ける才能がない、ということは全く関係ないということです。
そもそも「物事を続ける才能」というのが存在しないといっても過言ではないということです。
また、何かにチャレンジしても続けられないというと、「意思が弱い、根性がない」と言う人もいますが、これも関係ありません。では、うまくいっている人、成功している人というのは、どのように日々続けているのでしょうか?
その答えは「継続するコツ」をつかんで、それを実践しているかどうかの違いでしかないと思います。そのため、あなたにお教えするのは「継続するコツ」とその身につけ方です。
なんでもすぐにやめてしまう人生から、なりたい自分へとレベルアップする人生へ生まれ変わりたくないですか?これから「継続するコツ」を、順を追って学んでいきましょう。
「何かしたい」と思い立ったら、その行動がどういうものであるのか、分析してみることが重要となります。というのも、人間がなんとかしたいと思っている行動は、大きく分けると2つのパターンに分けられます。それが「過剰行動」と「不足行動」です。
「○○することは過剰だからやめたい」行動
「過剰行動」とは、「減らしたい」もしくは「やめたい」と思う行動のことです。
例えば、「お酒を減らしたい」というのは「『お酒を飲む』という行動を減らしたい」ということなので過剰行動に分けられます。また、「スマホでゲームすることをやめたい」というのもこちらに区別されます。
しかし、「体重を減らしたい」というのは過剰行動ではありません。というのも、体重を減らすというのは何かの行動の目的に位置づけられるからです。もっと具体化して、体重を減らしたいという目的のために、「余計な間食をやめたい」という行動であれば過剰行動になります。
しかし、体重を減らすために「ランニングする習慣を増やしたい」という行動になると、減らしたい、というのとは異なりますよね。そこで、次に「不足行動」についてお話しします。
「●●することが自分に不足しているから続けたい」行動=不足行動
過剰行動とは反対に、「増やし続けたい」行動のことを「不足行動」といいます。こちらは習慣として今後行いたい思うものになります。
こちらの例としては、先ほどもあげたランニングなどが含まれます。「毎日30分『ランニングする』という行動を続けたい」ということで不足行動に分別されます。また、「英語の勉強を毎日少しずつやっていきたい」というのもこちらに入ります。
どちらの行動か、によって対策が変わってくる
何か新しいことを始める際には、まずこの2つのどちらなのかを分類する必要があります。なぜでしょうか?それは行動がどちらのタイプであるかによって、続けるためのコツというのが異なるからです。
【次の記事】では、まず何かを新しく続けたい、という「不足行動」の習慣化のためのコツを学んでみましょう。
(参考文献)「『続ける』技術」:石田 淳(フォレスト出版)