FXを行うためには証券口座を開設する必要があります。現在FX取引ができる証券会社はたくさん存在しますが、それぞれの証券口座にメリット、デメリットがあります。
今回の記事では証券会社選びの参考となるように、着目すべき点を7つにまとめました。後悔することないように、自分が行いたい取引スタイルに合ったものを正しく選びましょう。
1.日本の証券会社であるか
現在FXをやる際には海外の取引会社を選択することもできます。これらの会社は日本の法律が適用されないため、レバレッジを25倍以上に設定できます。また、高いキャッシュバックキャンペーンなど口座開設を呼び込むものも多いようです。
しかし、サポートが不十分であったり、せっかく利益を出しても出金できないトラブルに見舞われたりなど、問題が発生したときに資産の保証ができない可能性があります。
さらにレバレッジが高ければその分だけ損失が出るのも早くなります。日本の証券会社のレバレッジ上限である25倍でも十分に取引でき利益はあげられますので、特別な理由がない限りは日本の証券会社を選択することが望ましいでしょう。
2.自分の取引したい通貨ペアが存在するか
証券会社ごとに取り扱っている通貨ペアは異なります。ドル円やユーロドルといった基本の通貨ペアはどこも扱っていますが、海外通貨同士の通貨ペアや高金利国などのマイナー通貨は取り扱っていない証券会社も多くあります。
自分がトレードしたい通貨ペアがある会社を選択することはもはや必須であるといえるでしょう。
3.スプレッドの狭さ
FXの取引において証券会社の手数料となるスプレッドですが、取引を積み重ねていくと意外とコストとなっていくことになります。できるだけ狭い会社を選択するほうが無難といえます。
スプレッドについては【こちら】をご覧ください。
4.取引ツールの使いやすさ
取引ツールが使いやすければ、チャートに線を引いたり、条件付きの多様な注文方法を出したりすることができます。
また、近年ですとスマホ対応のアプリを出している証券会社もあり、パソコンを開いていない状態でも取引を行ったり、ポジションを確認したりできるため、外出中でも便利です。
5.スプレッドの安定度
重要な指標発表時や何らかの事件が発生した際に、スプレッドが一時的に拡大することがあります。この時に異常に拡大しすぎる証券会社では、せっかく利益が出ていても拡大した分で決済されてしまったり、損失となってしまう可能性があります。
万が一の時のために発表時でも安定している証券会社を口コミ等で確認しておくのが良いと思います。
スプレッドについては【こちら】で解説しております。
6.スワップポイントの高さ
これはスワップポイントによる収益を重視する人に限りますが、証券会社によってスワップポイントの大きさは異なるため、特定の通貨でスワップポイントを狙いたい場合はその点で比較してもよいと思います。
スワップポイントについては【次回の記事】で解説しております。
7.ニュース記事や情報の充実度
FXを行う際に世界各国の指標発表やニュースというのが重要になってきます。そのため、取引画面でニュースなどを確認できると世界情勢の動きにすぐ対応することができます。
複数の証券口座を開設するのもあり
以上、証券会社を選ぶときに参考にすべき7つのチェックポイントを紹介しました。しかし、どの口座を選ぶか一つに絞る必要はありません。
多くの証券会社で口座開設や年会費などは無料になっています。よって、実際に取引する証券口座とニュースなどの情報を収集するための証券口座、分析するための証券口座といったようにいくつかの口座開設する方も多くいらっしゃるようです。
証券口座の開設自体は1日~数日くらいでできるところが多いようですので、気になった証券会社があれば取引をしなくても口座開設をしてみるのも良いと思います。
では今回の記事でも少し触れた「スワップポイント」について、【次回の記事】で理解していきましょう。