皆さんはバイナリーオプションをご存知でしょうか?ネットの広告を見たことのある方は名前だけはご存知かもしれません。このページではまず、バイナリーオプション自体がどのようなものか説明したいと思います。
また、バイナリーオプションは危険だから、絶対に手は出さない!とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、本当にバイナリーオプションは危険なのか、何がリスクとして存在するのか、本当に把握していますか?
「何も知らないまま危険」と思い込むこと、これこそが一番のリスクです。このシリーズではバイナリーオプションの安全性も含めて客観的に捉えられるように解説していきたいと思います。
上か下かを当てるゲーム
バイナリーオプション(通称:バイナリー、BO)は外国通貨取引の1種です。「外国通貨取引」というと難しそうですが、ルール自体は簡単なもので多くの人に人気の取引となっています。
トランプの「ハイアンドロー」というゲームはご存知でしょうか?場に1枚のトランプがあって、次にめくった数字が今の数字より上か下かを当てるゲームです。
例えば「9」が出ていて「ハイ」という予想をした場合、10以上のカードが出た場合は勝ち、8以下のカードが出た場合は負けとなります。簡単ですよね。
バイナリーオプションはこれを応用したものとなります。トランプの代わりにバイナリーオプションで予想するのは「ドル円」や「ユーロ円」といった通貨の価格が将来どうなるかを予想するのです。
具体例でみていきましょう。現在ドル円が「100.00円」だとしたとき、バイナリーで行うのは、判定時刻の時にドル円が100.00円より高いか低いかを予想するというものです。
もしあなたが「ロー」と予想していた場合、99.50円になっていたら予想的中ということで、かけ金に応じたお金が入ります。一方で、100.50円になった時は予想はずれということで、かけ金は没収されます。
それでは予想が的中した場合はいくらもらえるのでしょうか?
ペイアウトとは支払い率のこと
バイナリーオプションでは賭けた金額と「ペイアウト率」によってもらえる金額が変わります。ペイアウト率とは賭け金に対し買った場合にどれくらいの割合が多く返ってくるかを示したものです。
例えば1.8倍でしたら1000円を賭けて勝った場合は1800円もらえる、ということになります。取引会社や取引内容によって異なりますが、一般的なペイアウト率は1.7~1.9倍となっています。同じ取引会社でも、一般的には取引時間が長い取引の方が、ペイアウト率は高めに設定されています。
判定時間について
どれくらい先の価格を予想するのか、この判定時刻までの時間の種類もバイナリーオプションでは様々な機関から選べます。30秒、1分という超短期の値動きを予想するものから、1時間、1日という長めの期間で予想するものもあります。
バイナリーオプションの敷居が低いと言われる理由
よくバイナリーオプションは投資初心者でも行いやすい、と言われています。そのように考えられている理由は主に以下の2つです。
①資金が少なくてもできる
バイナリオプションでは賭け金が100円や1000円から始められるところが多いため、宝くじを買う感覚でやることができます。一方でFXや株では証拠金として数万円が必要とされることがあり、その点でバイナリーは金額が少ないといえます。
②ルールが簡単
これは先ほど述べた通り、一定時間後の上か下かを予想するだけですので、FXや株のように買ったり売ったりというタイミングを考えなくても参加できるため、簡単であるといわれています。
以上の理由でバイナリーは投資に疎い方でもやりやすいと言われています。しかし、「初心者でもできる」からといって「初心者でも必ず儲ける」ということはできません。バイナリーオプションの性質についてきちんと理解した上で取引を行うことが重要です。
しかし、昨今のネットの記事等を見て、「バイナリーオプションは詐欺ではないのか」と考えてしまう方も多いでしょう。この詐欺かどうなのか、リスクはあるのか、といったバイナリーオプションの危険性について、【こちら】の記事で説明しております。