20代社会人に日経先物をオススメする4つの理由

日経先物取引の解説とメリット・デメリット

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【前回の記事】では、先物取引がどのようなものかという基礎の部分を紹介しました。先物取引には様々な種類が存在することを紹介しましたが、その中でも「日経225」を用いた先物取引がオススメです。

では、この日経225を用いた先物取引とは一体どういうものなのでしょうか?今回は「日経225先物」とはそもそも何か、簡単な説明と取引を行う際のリスクについて説明していきます。

これさえ読めば、銀行預金以外の方法としての先物を用いた投資を知ることができますし、また日本経済について明るくなるため、ビジネスの場面でも広く役に立つと思います。

前回の先物取引の基礎をまだお読みでない方は、【こちら】からお読みください。
先物取引の基礎②

日経225=日経平均株価=日本の景気を表す

「日経225」とは別名日経平均株価のことで、東証一部上場銘柄から日経新聞社が選定した225銘柄の株価から算出された数値です。

簡単に言えば、日本経済新聞を発行している会社が、日本の大手の会社の中から225個選んで、その株価の値を元に計算した数字ということです。この日経平均株価は日本の株式相場の調子や日本の景気を表す大事な指標であるとされています。

日経平均株価について、詳しく学びたい方は【こちら】の記事を先にご覧ください。

それぞれの会社の株価は動いてますから、日経平均株価も平日であれば常に動いております。変動しているという特性を利用して取引するものが「日経225先物取引」になります。

日経先物が投資のきっかけとして良い4つのワケ

「日経225先物取引」とは名前の通り、日経平均株価の将来の値を予測して取引することなのです。

(将来の値を予測して取引する、とはどういうことか疑問の方は前回の記事で紹介しておりますので、復習してみましょう。)

つまり、日経平均株価が上がると予測したら買い、一方で下がると予測したら売る、というのが簡単な取引の流れになります。

前回の記事であげたガソリンと同じように考えればよいわけです。このように将来の値が予測できれば、上がるときでも下がるときでも取引できるのが、日経225先物の特徴となります。

ここで、下がると予測したら売る、という部分に疑問を覚えた方がいらっしゃるかもしれません。売りから入る取引についてはこちらの記事の後半で説明しておりますので、実際に取引を行ってみたい、という方はぜひご覧ください。

ちょっと投資について興味が出てきた、学んでみたいと考えている方には、株式取引よりも先物取引、その中でも日経225先物をオススメしています。その理由は4つあります。

①少額からスタートできる

レバレッジ効果により少額資金で大きな金額を運用することができるため、資金となるお金が少ない場合でも、比較的大きな利益を求めることができます。

そもそも「投資」というと、何千万とかのお金がないと始められなさそうで敷居が高い、という印象の方が多いと思われます。しかし、日経225先物の場合は証券会社にもよりますが、10万円もあれば取引を始められるところが多いです。

レバレッジとは、わずかな力で大きなモノを動かす「てこ」のようなもので、例えば資金が10万円ある場合、10倍のレバレッジを掛けると「10万円×10=100万円」となり、10万円で100万円分の取引を行うことができます。

②銘柄選びで困らない

株式投資は上場している会社の数だけ株がありますので、今はどの株を取引すれば良いのか迷ってしまうかもありません。さらにマイナーな会社であるほど、その会社の情報を手に入れるのは困難です。

しかし、日経225先物の場合はニュースでも取り上げられる「日経平均株価」が対象になっているためそれのみに集中できます。

③日中だけでなく、夜間も取引できる

株の売買で投資をしたいと考えている方は日本の証券取引所が空いている時間に相場を見る必要があります。しかし、日本の証券取引所は大体朝9時~午後3時です。日中働いている人には難しいと思われます。

一方で、日経225先物は夜間も市場が動いているため、日中に時間が取れない方でも取引することができます。

④日本・世界の経済に詳しくなれる

日経平均株価を取引しようとすると、必然的に日本の経済について学ぶことになります。また、先ほども述べた夜間の取引を行う時は、時差の関係上アメリカなどの世界各国の経済も影響します。

投資をやって自分の資産を守り増やしつつ、ビジネスにも使える経済の知識を持てる、これは大きなメリットではないでしょうか?

以上が日経平均株価を用いた先物取引をするメリットです。こんなに良いことずくめなら、今すぐ始めよう、と焦る気持ちもわかります。しかし、ここは少し落ち着いて、先物取引のリスクについて確認しておきましょう。

利益が早ければ損失も早い/リスクについて

先ほどは利益が株式投資に比べると、ハイリスクハイリターンなものいえるかもしれません。というのも先ほども説明しましたが、日経225先物には自分のお金の何倍ものお金の運用できるレバレッジがあります。

例えば、日経先物で一番始めやすいとされる「日経225mini」ですと、日経平均株価の100倍のレバレッジで取引をすることになります。つまり、日経平均株価が仮に100円下がったとしたら10,000円の損失になります。

先物に限った話ではありませんが、投資においてはメリットとリスクをきちんと確認して、しくみをきちんと知ったうえで、自分が扱える資産の中でルールを設けて取引することが重要となります。

それでは実際に先物取引をやってみる場合にはいくら必要か、ということを【次の記事】で紹介していますので、このまま続けて理解していきましょう。(③に続く)

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