FXで毎日もらえるスワップポイントとは?

FXにも銀行の利子みたいなものがあるんです

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FXで利益をあげる方法としてはレートの変動を利用した通貨の売買がありますが、それ以外の方法として「スワップポイント」を利用するものがあります。

スワップポイントとは、2つの通貨のそれぞれの金利が違うことによって生じるボーナスのようなものであり、スワップ金利などともいうことがあります。

FXって何?という初心者向けの「FXの基礎」シリーズですが、そもそも「FX」に関する基礎的な説明を行った記事は【こちら】になりますので、まだお読みでない方はこちらの記事からお読みください。
FXの基礎⑩

スワップポイントが生じる理由

通貨にはそれぞれの国が定めた金利(政策金利)があります。2016年の1月に日本の金利を定めている日銀がマイナス金利を導入したというニュースがあったように、我が国の金利は非常に低く設定されており、2017年3月現在では0%に近い金利となっています。

一方で、他の外国を見てみると、スイスが-1.25%というようにマイナスの国もある中、アメリカが1%、オーストラリアが1.5%となっており、一部の国では南アフリカで7%、トルコに至っては8%のようにとても高く設定されております。

FXでは、低金利の通貨を売って高金利の通貨を買い、そのポジションを持っているだけで維持した金額と期間分のスワップポイントを受け取ることができます。

これを利用して、南アフリカのランドやトルコのリラといった金利の高い通貨を買って、持ち続けるだけでスワップポイントが入ってくるので、スワップポイントでの利益を狙って投資する人も多いです。

それではスワップポイントはいつ、いくらもらえるのでしょうか?

基本的に毎日ポイントが付いてくる

スワップポイントは取引会社が通貨ペアごとに定めており、ポジションを維持した日数分もらえます。毎日決まった時間に加算され、ポジションを持ったままその時間を経過すると、その日のスワップポイントが加算されます。

満期にならないと金利がプラスされない外貨預金とは違い、毎日スワップポイントを受け取れるのがFXの魅力のひとつでもあります。

またスワップポイントは、証拠金の金額ではなく取引する額をもとに計算されるので、レバレッジをかけて取引額が大きい場合は、その分スワップポイントも大きくなる点もFXの良い点といえるでしょう。

具体的な例でみていきましょう。ある取引会社がドル円の買いスワップポイントを1万通貨で15円と定めており、付与時間を朝の7時としている場合を考えます。

このとき、あなたがドル円の買いポジションを2万通貨分もっているとすると、毎朝7時に30円ずつが取引会社からもらえる、ということとなります。

ここまではもらえるスワップポイントを紹介しましたが、売買の方向を変えるとスワップポイントはマイナスになる可能性もあります。

スワップポイントはマイナスもある

高金利の通貨を売って、低金利の通貨を買い、そのポジションを持っている場合です。先ほどの例であれば、ドル円のポジションを売りで持っている場合は毎日支払う必要が発生します。

マイナス金額も証券会社によって異なりますが、その証券会社が設定しているプラスの金額と同額か少しマイナスの金額の方が多くなるように設定されています。

結局スワップポイントをどう捉える?

ここまで長々とスワップポイントについて解説してきましたが、あなたがFXをやる際に「安く買って高く売る」といった為替レートの差益を狙っているのであれば、あまり気にする必要はないと思います。

また、エントリーから決済までが1日以内~数日で終わるデイトレードやスイングトレードを行う場合もほとんど気にしなくてよいと思われます。

一方、FXを外貨預金の代わりにスワップポイントで利益を狙いたいという場合はスワップポイントを活用するのも手であるとは思いますが、せっかくスワップポイントを多くもらえる通貨を選んでも、為替が動いてそれ以上の損失となっては元の子もありません。

特にスワップポイントを狙う投資は長期保有となるため、レバレッジは低めにして慎重に取引する方がよいでしょう。(レバレッジについては【こちら】で復習できます。)

以上で10回に渡ってお話ししたFXの基礎の解説は終了です。これ以外にもFXで使える知識をGOAonlineでは紹介しておりますので、ぜひそちらも読んでFXに慣れ親しんでいきましょう。

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