各分野の商品でお客様をトータルコーディネート
―イコールワンでは保険や証券、不動産等、全ての金融商品を複合的に取り扱っています。このようにワンストップで他分野の商品を取り扱うメリットは何でしょうか?
「各業界で別々に取り扱っている現状ですと、お客さんは保険や証券、不動産のそれぞれで担当者を見つけて相談することとなります。
まずここで、親身になって最適な提案をしてくれるプロの担当者に3つの分野全てで巡り合うことが難しいという問題点が発生します。
もし仮にお客さんがラッキーで、保険や証券、不動産のそれぞれに精通したプロフェッショナルの3人に巡り合えたとしましょう。
しかしこのような状況でも、お客様に最適な資産管理が出来るとは限りません」
―なぜ各業界のプロフェッショナルが揃っても最適な資産管理は実現できないのでしょうか?
「それは各業界の担当者は自分の業界の商品をたくさん売れるように提案するからです。
3万円で全身のファッションをおしゃれにコーディネートする例を考えてみるとわかりやすいと思います。
服屋さんは服に出来るだけお金を使わせたいと思うでしょうし、一方で靴屋さんも売り上げを上げたいので高い靴をおススメします。
すると本来は最適なお金のかけ方のバランスがあるにも関わらず、そうならないという問題が発生します。
金融商品でも同様に、各担当者同士が相談して、お客様のある資産を最適になるようにそれぞれに配分する、ということは決して起こらないでしょう。
彼らは表向きはお客さんの理想の資産形成のために協力する関係としていますが、裏では自分の商品を売り込む際のライバルになっているのです」
―そこで各分野の商品をまとめて取り扱う代理店の強みということですね。
「その通りです。3つの分野にそれぞれに精通した1人の担当者が、お客様の資産をトータルコーディネートできる。
先ほどのファッションの例なら、3万円という全体の予算に合わせて靴はこのブランド、服はこのブランドというようにお客様にあった商品を勧められるのです。
これが出来るのがイコールワンの強みだと考えています。お客様が無駄な営業競争に巻き込まれる現状を変えたいと考えています」
お金は「使い方」次第で可能性が無限に広がるもの
―金融商品の代理店である安田さんにお伺いしたいと思いますが、「お金」ってどういうものだと思いますか?
「お金は『ないと困るもの』であると同時に、『正しい使い方をすれば、人を幸せにできるもの』だと思います。
もちろんお金が全て解決できるとは思いませんが、人類の多くの悩みはお金に起因するものであることが多いです。
逆に言えばお金に困る人というのをこの世界からなくすことができれば、人類の悩みをかなり解決することが出来ると考えています」
―その傾向は「職業」を得られる収入で選んでいる人が多いことにも表れていますね
「得られるお金の量というのも大事ですが、それ以上にお金を『どう使うか』ということが重要だと私は教えて頂きました。
私はプルデンシャルにいた頃に年収が数千万円になった時期がありました。
しかし自分よりはるかに稼いでいるある経営者に「お前も稼げるようになったなら、次はお前のお金の使い方を周りの人は見ているぞ」と言われたのですね。
当時まだ若かった自分のお金の使い方が、ダサく映ったのだと気づきました(笑)。人となりを決めるのはお金の『使い方』なのだな、と」
―安田さんが考えるお金の正しい使い方というのはありますか?
「理想のお金の使い方は2つになると思います。1つは『大切な人を守るため』に使うこと。そしてもう1つは『自分や自分たちの夢を叶えるため』に使うことです。
会社経営をしていると特に強く感じますが、お金は使い方によって無限大に可能性を広げられるものだと思っています。
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