安田さんから今の若いビジネスマンにメッセージ
モーレツにやる仕事こそが楽しい
―起業をした安田さんから、同世代の皆さんに伝えたいメッセージはありますか?
「私なんかがメッセージというのも恐れ多いですけど(笑)。
私たちの世代はモチベーションが足りない世代と言われていますが、そのせいか、感情的に、情熱的に仕事をしている人が少ないように感じられていますね」
―それはどういうことでしょうか?
「今の世代の人って『仕事を本気でやる』という文化があまりないと思うのです。がっつり働くことを『それって社畜じゃん』冷めた目で見ていることが多い。
しかし一昔前に『モーレツ社員』と言われた世代がありましたが、このように仕事に情熱を持っている世代の人と話したり一緒に仕事をしたりすると、『仕事』ってすごく楽しいものだと感じるのです。
だから今の若い人はもっと『モーレツ』になると楽しいのかなと思います」
―たしかに近年はスマートに仕事をこなすという風潮が強いですね。
「最近の若い人って頭が良いから、足を動かさないという姿勢が多いと思います。しかし私はそういうスマートな人間こそ仕事へモーレツに取り組んだら楽しいと思います。
そして自分の能力に自信がない人は、尚更モーレツにならないといけないと思うのですね。
プルデンシャルに居た頃、私が悩んで仕事が止まっていた時に、支社長に言われたお言葉が大変印象に残っています」
―どのような声をかけられたのですか?
「私もその支社長も明治大学の出身なのですが、その支社長に『お前の大学はどこだ?明治か、三流大学だ』と。『ちなみに俺もだ(笑)』と続いて。
『もしお前がハーバードやスタンフォード出身なら何も言わない。しかしお前が悩んでいる間にもっと頭のいい奴がすごい勢いでやっているんだぞ』と言われまして。
『じゃあお前はどうするの?』と言われて、ハッとしました。私にはやるしかないのだと(笑)。
それ以降、仕事の上の本当の答えや楽しさはモーレツにやることの先にでしか得られないと思っています」
―自分の能力に自信がある人も、自信がない人も、「モーレツ」に仕事をすることが本当の楽しさを生み出してくれるのですね。
なんでも挑戦できるこの上なく恵まれた世代
「20代である私自身が感じていることをもう1つ申し上げると、私は今20代というこの年齢で、この日本に生まれたことを本当にラッキーだと思っています」
―それはどうしてでしょうか?
「今の日本は少子高齢化の社会に向かっているなど、将来に悲観的な声も聞こえますが、逆に人口ピラミッドで見てみれば『若い』ということが希少価値となっているわけです。
例えばベビーブームに生まれた人ですと、自分と同じ世代の人間はたくさんいたわけです。ありふれた存在の中で抜け出すことは難しいと思います。
少子化で若いことに価値がある、そしてなおかつ、経済発展を経てお金がある日本という国に生まれたことは、何かに挑戦する上において、これ以上にない適した環境だと思います。
そのため、我々の世代は何事にも挑戦しやすい環境にいるということになります」
―政府も起業に助成金を出すなど、サポートしてくれる環境が整っていますね。
「昭和から平成に切り替わった頃に生まれた若者に、これからの日本を変えていくチャンスがあると勝手に思っています。
だからこそ、みんなもっと自信をもって自分の仕事を、やりたいことをモーレツにやっていけたらなと思います」
今回のインタビューで、イコールワンという会社を通じて世の中を変えていきたいという想いが強く伝わってきました。
安田様、本日はお忙しい中インタビューに応じていただき誠にありがとうございました。
(イコールワンの社員の皆様。自社の商品に絶対的自信を持って仕事に向かっているとのことです)
〈イコールワンHP〉https://www.equaloneholdings.com/