今話題のプログラミングスクール WebCampを立ち上げた大島CEOが考える「仕事」とは?

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起業のタイミングに大切な「ノリの良さ」

―その後大島さんは大学4年生の時に会社を起こしています。このタイミングでやろうと考えたのは何故でしょうか?

「自分の人生について考えていて、『何をしている自分が一番ワクワクするのだろう』と考えました。そこで至った結論がやはり経営者として生きている自分でした。正確にいうと気持ちが抑えきれなくなって始めた、という感じです

その意味ではタイミングはノリの良さで決まったともいえます(笑)」

(生徒ならいつでも来れるオフィス。スタッフからの指導も受けられる)

―やはりアクションを起こすことが重要なのですね。起業してから学んできた経営の「お金」の側面というのが生かされてきましたか?

「最初は資金調達をせずにお金を一切集めずに事業を進めました。しかし手元にお金がない状態だと、会社の成長スピードが遅く感じました。

このままだと競合にも負けてしまうし、何より自分が成長していく速度も遅くなると痛感して。そこで資金調達を行うことを決めました」

―いくらほどのお金を集められたのでしょうか?

「総額では数億円集めています。調達できた資金でプロダクトの根幹となる『人』を雇うことができましたし、その人材が充実することで提供するサービスの質も高めることが出来たと思います」

今の大学というシステムに意味を見出せない

―では続いてスクールの中身に入っていきたいと思いますが、「プログラミング」を選んだのは何故なのでしょうか?

「CAVで働いていた際に投資先が常に人不足で困っているという事を知りました。お金が集まっても人がいなければ会社は伸びていきません。

合わせて日本は世界的に見てIT教育がとても遅れています。そこで、自分が人材を生み出して輩出していく立場になれば良い、と感じたのがきっかけですね」

―大島さん自身のきっかけというのはありますか?

「元々教育事業に関心がありました。根底には高校と大学という教育機関に大きな『』を感じていたからです。

特に大学は多くの人が卒業していますが、『4年間という時間的コスト』と『数百万円という金銭的コスト』という2つの莫大なコストを払って、それに見合った対価を受け取れているのか、と疑問には思っていました。

もっと人生を変えるような教育があるべきだと感じていました」

―現在のサービスではプログラミング初心者を対象にしています。受講している生徒さんのゴールはどこにあると会社は考えているのでしょうか?

「生徒の目標は大きく分けると3つになると考えていて、それに合わせてコースも設置されています。

1つ目は『がっつりエンジニアとして転職・活躍したい』というゴールです。これを目指す生徒には半年間のコースであるWebスクが設けられています。

2つ目はエンジニアほどではないが、『プログラミングに対する理解を深め、自分の仕事に生かしたい』というゴールです。

自分自身が出来なくても、例えば会社とエンジニアの間を取り持つことや、採用担当としてプログラミングを知っておくなど、教養として知っておきたいという生徒さん向けです。この目標のためには1か月間のコースが向いています。

そして3つ目は『自分の総年収を上げる』というゴールです。特に主婦の方々から強くニーズを感じています。

―それぞれの目的意識に合致したコースが設けられているのですね。

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